血糖値を下げる方法③
しっかり睡眠をとる
糖尿病治療には、食事療法、運動療法がメジャーですが、睡眠不足を解消させることも大切。
睡眠の質が低下したり、睡眠時間が少なくなってしまうと、インスリンの働きが弱くなる、食欲増進ホルモンの分泌が増えて食べ過ぎてしまうなど、糖尿病の発症や悪化につながることが分かっています。
質の良い睡眠をするためには
①睡眠前に入浴する
スムーズに眠るためには、深部体温(体の奥の体温)を下げることが必要。
入浴することで一時的に体温は上がりますが、血管が開いて熱を逃がしやすくなり、体温を下げやすくなります。
こうした深部体温の変化があることで、眠気を誘ってくれるのです。
就寝1時間半ほど前に入浴すると深い眠りに入りやすくなります。
しかし、そのタイミングで入浴できない、という方は、寝る前にのも効果的です。
②寝る前に軽くストレッチをする
体の血液循環をよくするストレッチは、深部体温を下げる効果があります。
さらに、心身の緊張をほぐす効果もあるので、体も心もリラックスして、深い眠りにつきやすくなります。
無理にストレッチするのではなく、ゆっくり自分の気持ちのいいところを探しながらストレッチを行ってみましょう。
③寝る前にスマートフォンやテレビなどの電子機器はなるべく見ない
誰しもが聞いたことであると思いますが、寝る前のスマホいじりはNG!
その理由はスマートフォンやテレビから出ているブルーライトという特殊な強い光が関係しています。
ブルーライトが目に入ると、頭がまた昼間だと勘違いしてしまい、睡眠ホルモンの分泌が止まってしまいます。
その結果、脳が覚醒して眠りが浅くなってしまうのです。
寝る前に気になっても、なるべく見ないようにすることで、よりよい睡眠に近づいていきます。
④アルコールやカフェインが含まれている飲み物は控える
お酒を飲むことで眠たくなることもありますが、それは脳が麻痺を起こしているだけなんです。
眠りが浅くなったり、夜中に目が覚めてしまったりと、睡眠の質を下げる要因になります。
また、アルコールには利尿作用があるため、トイレで目が覚めてしまうことも。
さらに、カフェインは神経を高ぶらせる作用があるため、寝る前は控えておきましょう。