過剰摂取の注意
サプリメントはあくまでも食事で不足する栄養素や成分を補うためのものです。
飲んでおけば安心だと感じるかもしれませんが、サプリメントの過剰摂取は健康被害をもたらす恐れがあるので、気を付けなければなりません。
サプリメントは医薬品の成分を含んでいるケースがある
サプリメントの中には、医薬品と同じ成分を含んでいるものもあります。
健康被害が実際に報告されている事例があるので、使用に当たっては注意が必要です。
副作用なども起こり得るため、むやみに使用するのは避けましょう。
サプリメントの過剰摂取は害をもたらす原因に
栄養素の中には、摂りすぎると健康被害を及ぼす成分があります。
症状は、肌の赤み・かゆみ、お腹の不調などの比較的軽いものから、肝・腎機能障害などの重篤なものまでさまざまです。
摂りすぎに注意したいサプリメントの成分
栄養素 | 症状 | 上限摂取量 |
---|---|---|
ビタミンA | 下痢、倦怠感、皮膚障害、 (妊婦の場合)奇形児 |
3000μg |
ビタミンD | 吐き気、下痢、動脈硬化、 高カルシウム血症 |
60μg |
ビタミンK | 下痢、悪心、嘔吐、脱毛 | 10mg |
カルシウム | 便秘、尿路結石、 高カルシウム血症、 マグネシウム欠乏症 |
1500mg |
マグネシウム | 下痢、筋肉のけいれん、 血圧低下、腹痛、 高マグネシウム血症 |
400mg |
亜鉛 | 頭痛、吐き気、貧血、脱水症状 | 30mg |
鉄 | 便秘、吐き気、胃腸障害 | 60mg |
日本国内で販売されているサプリメントのほとんどは、1日の上限摂取量の基準に収まっているため、定められた摂取量を守っていれば、過剰摂取の心配はありません。
しかし、複数のサプリメントを飲用している方は、気づかず同じ成分が含まれているものを飲み、過剰摂取につながる恐れもあるため、今一度栄養成分表を見てみましょう。