隠れ高血糖…大丈夫?
私たちのすぐそばにいる糖尿病
今や、日本人の5人に1人が高血糖といわれる時代。
その背景には、遺伝的要因と環境的要因が混在しています。
実は、日本人のインスリンを分泌する能力は欧米人に比べ低いため、軽度の肥満でも糖尿病を発症するといわれています。
そのため、日本人は糖尿病になりやすく、より一層対策が必要となるのです。
隠れ糖尿病について
健康な方でも食後の血糖値は食前より少し高くなり、食後2時間以内に正常値まで低下します。
この食後血糖値の上昇の幅が通常よりも大きく跳ね上がり、なかなか低下しない状態を食後高血糖、またの名を隠れ糖尿病といいます。
食後2時間後に測った血糖値が140mg/dL以上である場合に診断されます。
隠れ糖尿病は、糖尿病になる危険性が高く、動脈硬化による合併症を起こしやすいことがわかってきています。
ただ、空腹時血糖値は異常を示さない場合があるので、このタイプは健康診断で見つけることができません。
健康診断で空腹時血糖値は正常で、HbA1cがやや高いという場合には、食後高血糖が隠れている可能性があるので、十分注意をしましょう。
★高血糖になりやすいかチェック
✅家族に肥満や糖尿病の人がいる
✅運動をほとんどしていない
✅睡眠不足あるいはよく眠れていない
✅食事時間が不規則
✅野菜や海藻類をあまり食べない
✅お酒をたくさん飲む
✅気づくと早食い・大食い
✅油っこいもの・甘い物が好き
✅太っている、最近太ってきた
✅ストレスをため込みやすい
✅喫煙の習慣がある