血糖値を下げる方法②
バランスの良い食事をとる
高血糖値でお悩みの場合、食事の内容がとても大切です。
低カロリーで栄養バランスのとれた食事が最適・・・当たり前のことですが、毎日続けるのはなかなか難しいです。
まずは、1日3回の食生活を習慣化しましょう。
何を食べるかも大切ですが、規則正しい食生活が何よりも大切です。
1日3回、朝昼晩の食事をできるだけ毎日同じ時間帯にとることが一番です。
食生活を規則正しく意識した後は、食事の内容に気を付けましょう。
炭水化物を摂りすぎることは、高血糖値の原因となります。もちろん、炭水化物以外でも食べすぎには要注意です。
まずは、食事の内容を「低GI食品」にしていくことが大切です。GIとは、食後2時間で血液中に入る糖度の量です。
例えば、低GI食品の中で代表的な主食は玄米です。逆に高GI食品の代表的な主食は白米です。普段食べている主食を、白米から玄米に変えるだけでも、食後の数値が変わってくるかもしれません。
また、食べる順番も大切です。食べる順番だけでも高血糖値対策ができます。白米などの主食から食べるのではなく、野菜から食べることが大切です。
ダイエットなどでもよく耳にする“ベジファースト”の考え方です。野菜には多くの食物繊維が含まれます。食物繊維は、小腸での糖質の吸収をゆるやかにするといわれています。食後の高血糖値抑制に最適な栄養素です。
食物繊維の中でも、水に溶けるネバネバな水溶性食物繊維が高血糖値対策に最適です。水溶性食物繊維は食事で摂った糖質を包み込んで、吸収を抑えてくれます。
糖質の吸収をゆるやかにするもにから食べることを心がけましょう。
食べ方によっても血糖値は変わります。高血糖値対策では、食事の噛む回数がとても大切です。
よく噛むことによって、脳の満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを抑えてくれます。食べ過ぎないことで、血糖値の急上昇を防ぎます。
一般的に1口で30回噛むことが理想です。これは、かなり意識しないとなかなか難しいことです。
意識しても、なかなか噛む回数が増やせない場合は、食材を大きく切るようにし、必然的に噛む回数が増えるようにしてみましょう。
“1口で30回”が当たり前になるように心がけてみましょう。
また、喫煙も高血糖値の原因になるといわれています。喫煙する方は、高血糖値になりやすいので、特に気をつけましょう。